「愛犬と一緒に温泉に入りたい」「猫も連れて旅行したい」——そんな夢を持つ飼い主さんは、今やとても多いですよね。でも、いざ宿を探すと「どこがいいの?」「何を準備すればいい?」と迷うばかり。この記事では、宿の選び方から持ち物リスト、マナー、人気施設タイプまで、ペット旅行のすべてを徹底解説します。
ペットと泊まれる宿の魅力——なぜ今、ペット旅行が急増しているのか
日本では現在、犬・猫の飼育数が子どもの数を上回るほどペットは「家族の一員」として定着しています。そんな背景もあり、ペットと泊まれる宿は過去5年で約1.5倍以上に増加しました。
かつてのペット可の宿は「ゲージに入れれば可」という消極的な受け入れが主流でした。しかし今は違います。愛犬と同じベッドで眠れるペット同伴の客室、ドッグランを完備した露天風呂付き宿、ワンちゃん専用メニューを提供するレストランまで登場しています。
特に人気が高いのは、以下のエリアです。
- 那須高原(栃木):ドッグラン完備の宿が集中。夏でも涼しく、愛犬が快適に過ごせる高原リゾート。
- 軽井沢(長野):洗練されたペット可ホテルが多く、散歩道も整備されている。
- 伊豆(静岡):温暖な気候と海の景色。ペット可の温泉旅館も豊富。
- 富良野・トマム(北海道):大自然の中を愛犬と走れる開放感が魅力。
季節のおすすめは春(4〜5月)と秋(9〜11月)。気温が穏やかでペットへの負担が少なく、宿も比較的予約が取りやすい時期です。逆に夏の海沿いや冬の雪山リゾートは人気が集中し、2〜3ヶ月前には満室になる宿も珍しくありません。
おすすめプラン・宿泊施設の選び方
ペットと泊まれる宿は大きく3タイプに分かれます。それぞれの特徴と価格感を押さえて、あなたのスタイルに合った宿を選びましょう。
タイプ①:ペット専用設備充実の高原・リゾートホテル
ドッグラン・ペット用アメニティ・専用シャワーが揃った、最もペットに優しいタイプです。那須高原の「那須ハイランドパーク周辺の宿」や軽井沢の一部ホテルがこれに当たります。
室内はフローリングや滑り止めマット完備、ペット用ベッドや食器も貸し出してくれる宿が多く、手ぶらに近い感覚で旅行できます。
価格帯:1泊2食付きで1人あたり1万5,000円〜3万円程度
タイプ②:ペット可の温泉旅館・和宿
「愛犬と畳の上でゴロゴロしたい」という方にはこのタイプがぴったりです。伊豆や湯河原、草津などの温泉地にも、ペット同伴OKの旅館が増えています。
注意点は部屋タイプの制限。ペット可は一部の客室のみという宿がほとんどなので、楽天トラベルで検索する際は「ペット可」フィルターを必ずかけて、さらに部屋の詳細ページで「犬の体重制限」「猫の可否」を確認してください。
価格帯:1泊2食付きで1人あたり1万2,000円〜2万5,000円程度
タイプ③:コテージ・一棟貸しのバケーションレンタル
周囲を気にせず自由に過ごしたい方、大型犬を連れている方に最もおすすめのタイプです。那須・富士山麓・淡路島などに増えてきています。
キッチン付きの物件も多く、愛犬の食事管理がしやすいのも魅力。複数頭連れや猫も対応している宿が多く、ペット追加料金が不要なプランも見つかります。
価格帯:1棟1泊2万円〜6万円程度(人数で割ると割安感あり)
ペット旅行を楽しむための実践ガイド——持ち物・マナー・アクセス
絶対に持っていくべき持ち物リスト
- 食事・おやつ:いつも食べているフードを必要量より少し多めに。旅先での急な食事変更はお腹を壊す原因になります。
- 水と携帯用食器:移動中こまめな水分補給が必須。折りたたみ式のシリコン食器が便利です。
- ペットシーツ・消臭スプレー:室内でのトイレ対応と、においへの配慮のために必携。
- リード・ハーネス(予備含む):万が一の紛失に備え、必ず予備を1本持参しましょう。
- ワクチン接種証明書・健康手帳:多くの宿で混合ワクチン接種証明の提示を求められます。コピーを複数枚用意しておくと安心です。
- 狂犬病予防接種証明書(犬の場合):法律上の義務であり、宿泊時のチェックも厳しくなっています。
- キャリーバッグ・クレート:宿のロビーや共用部では必須になる場面があります。
- 常備薬・かかりつけ病院の連絡先:旅先での急な体調不良に備えて忘れずに。
- タオル(多めに):散歩後の足拭き、ドッグランの泥汚れなど、思った以上に使います。
宿でのマナー——これを守れば全員が笑顔で過ごせる
ペット旅行の評判を守るのは、飼い主一人ひとりのマナーです。以下を必ず守りましょう。
- 共用スペース(ロビー・廊下・エレベーター)では必ずリードを付けるかキャリーに入れる
- 鳴き声や吠え声は早めにケア。特に夜22時以降は静粛に
- ペットのトイレは必ず室内のシーツで処理。屋外で排泄した場合は必ず持ち帰り
- チェックアウト時は毛やにおいが残らないよう、客室を丁寧に整える
「ペット可の宿が減っている」という声を聞くことがありますが、その多くはマナー違反が原因です。あなたの行動が、次の旅行者のための道を守ります。
アクセスとベストシーズン
ペット連れの移動はマイカーが圧倒的に快適です。公共交通機関はペットの乗車制限が厳しく(電車はケースに入れた小型犬・猫のみが基本)、長距離移動は特にストレスになります。
高速道路のSAにはドッグランが約130ヶ所以上設置されており、2〜3時間おきに休憩を取りながら移動するのがベストです。東京から那須高原まで約2時間30分、伊豆まで約2時間、軽井沢まで約2時間が目安です。
気温は15〜25℃が理想。犬は人間より体温調節が苦手なため、真夏(30℃超え)や真冬(5℃以下)の長距離移動は避けるか、十分な対策が必要です。
よくある質問(FAQ)
Q1. 猫や小動物も泊まれる宿はありますか?
猫対応の宿は犬と比べると少ないですが、確実に増えています。楽天トラベルでは「ペット種別」で絞り込み検索が可能なので、「猫可」で検索するのが最も確実です。ウサギや小鳥などの小動物は宿によって対応が大きく異なるため、必ず事前に電話で直接確認してください。
Q2. ペット連れだと追加料金はどれくらいかかりますか?
宿によって異なりますが、1頭あたり1,000円〜3,000円程度の追加料金が発生するケースが多いです。一棟貸しのコテージタイプでは追加料金なしのプランも多く、複数頭連れにはコスパが高いです。楽天トラベルの宿泊プラン詳細ページに必ず記載があるので、予約前に確認しましょう。
Q3. 大型犬でも泊まれる宿はありますか?
大型犬対応の宿は存在しますが、20kg以上・30kg以上など体重制限を設けている宿がほとんどです。また、ゴールデンレトリーバーやラブラドールなど人気犬種でも制限に引っかかることがあるため、必ず宿の「ペットポリシー」を事前に確認してください。那須高原や富士山麓のコテージ系は大型犬に寛容な施設が比較的多いです。
まとめ——愛するペットと、最高の旅の思い出を作ろう
ペットとの宿泊旅行は、正しい宿選びと事前準備さえすれば、人間だけの旅行に負けない最高の体験になります。施設タイプ・価格帯・持ち物・マナーを押さえて、あとはお気に入りの宿を見つけるだけです。人気宿は週末・連休・GWを中心に1〜2ヶ月前には満室になることも多いので、気になった宿は今すぐチェックして、早めに予約を入れることを強くおすすめします。



